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「グレーチングが錆びており、塗装で補修したい!」とお考えではありませんか?
工場や商業施設、駐車場などで使用されるグレーチングは、雨水や薬品、車両通行など過酷な環境にさらされるため、長年使用すると徐々に腐食が進行します。
グレーチングは、もともと「めっきによる防錆」を前提とした製品であり、単純に塗装するだけの補修では短期間で再腐食するケースも少なくありません。
本記事では、グレーチングの防錆の仕組みから、ジンク塗料が補修に適している理由などを網羅的に解説します。
工場や商業施設の保全担当者で、グレーチングの補修を行う方は必見です。
グレーチングはなぜ錆びにくい?まずは防錆の仕組みを理解する
グレーチングはめっきによる防錆処理が施されており錆びにくいという特徴を持つ製品です。
・グレーチングは溶融亜鉛めっき仕上げ
・犠牲防食による防錆
グレーチングの防錆の仕組みを理解するために、まずは上記2点を確認していきましょう。
グレーチングは溶融亜鉛めっき仕上げ
グレーチング(排水溝の格子状蓋)は、道路、工場、物流施設、商業施設などさまざまな場所で使用されています。
市販されているグレーチングのほとんどは、溶融亜鉛めっき仕上げです。
溶融亜鉛めっきとは、高温で溶かした亜鉛の中に鋼材を浸し、表面に亜鉛層を形成する防錆処理であり、亜鉛層が外部環境から鉄を守ることで、高い耐久性を実現しています。
そのため、グレーチングは一般的な鉄製品に比べて錆びにくく、「すぐ錆びる」というイメージは必ずしも正確ではありません。
溶融亜鉛めっきについては、以下の記事で防錆のメカニズムや他のめっき処理との違いを解説していますので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:溶融亜鉛めっきとは?防錆のメカニズムや他のめっきとの違いを解説
犠牲防食による防錆
通常、鉄は水分や酸素に触れると腐食しますが、亜鉛は鉄より先に腐食する性質を持っており、亜鉛が犠牲となって鉄を保護します。
これが「犠牲防食」による防錆です。
グレーチング表面に白っぽい変色が現れることがありますが、これは「白錆」と呼ばれる亜鉛の酸化皮膜であり、初期段階では保護層として機能しています。
一方で、表面に薄茶色の赤錆が出始めた場合は注意が必要です。
これは亜鉛層が消耗し、素地の鉄が腐食し始めているサインであり、塗装による補修を検討すべきタイミングが来たと考えましょう。
以下の記事では、犠牲防食による防錆についてイラスト付きで解説していますので、合わせてご覧ください。
参考記事:溶融亜鉛めっきは高い耐食性を誇る!耐食性を保つポイントを解説
グレーチング補修で“普通の塗装”が失敗しやすい理由
溶融亜鉛めっきによる防錆処理が施されているグレーチングは、普通の塗装をするだけでは失敗する可能性が高くなります。
・見た目だけキレイにしても腐食が再発する
・ジンク塗料を使わず数年で再腐食した事例
・グレーチング補修にジンク塗料が適している理由
普通の塗装が失敗しやすく、ジンク塗料がグレーチングの補修に適している理由を確認していきましょう。
見た目だけキレイにしても腐食が再発する
一般的な錆止め塗料や上塗り塗料のみでグレーチングの補修を行った場合、見た目がキレイになっても、腐食が再発するケースが非常に多く見られます。
グレーチングは、人や車両が繰り返し通行するため、塗膜に傷が入りやすい部位です。
一般的な塗料は鉄の表面を覆うことで防錆しますが、塗膜に傷が入るとそこから水分が侵入し、腐食が急速に進行します。
特に端部や溶接部は塗膜が薄くなりやすく、再腐食が発生しやすいポイントです。
ジンク塗料を使わず数年で再腐食した事例
実際に、下地処理後にエポキシ塗料と上塗り塗料のみで補修したグレーチングで、数年後に再び錆が発生するケースを考えてみましょう。
補修直後はキレイに見えますが、車両通行部の摩耗によって塗膜に細かな傷が入り、そこから腐食が進行します。
溶接部や端部からも赤錆が広がり、「すぐに錆びてしまって、補修ミスではないか?」とクレームになることもあります。
これは、通常の塗料には亜鉛めっきのような犠牲防食作用がないためです。
表面保護だけでは、グレーチングのような摩耗環境に十分対応できない場合があります。
グレーチング補修にジンク塗料が適している理由
グレーチングの補修に有効なのが、ジンク塗料です。
ジンク塗料には高濃度の亜鉛粉末が含まれており、溶融亜鉛めっきと近い犠牲防食作用を発揮します。
塗膜に微細な傷が入っても、亜鉛が先に腐食することで鉄の腐食進行を抑制可能です。
摩耗や傷が発生しやすいグレーチングとの相性も良く、補修後の長期的な防錆対策に適しています。
グレーチング補修に欠かせない塗装の下地処理
グレーチングの補修でどれだけ優れた塗料を使用しても、下地処理が不十分では塗膜は長持ちしません。
まず、ワイヤーブラシやディスクグラインダーなどで赤錆や劣化しためっきを除去します。
腐食が進行している場合は、ブラスト処理が理想です。
次に、油分や泥、汚れを除去します。油分が残ると密着不良の原因になるため、シンナーや専用洗浄剤による脱脂が重要です。
水分が残った状態で塗装すると膨れや剥離の原因になるため、完全に乾燥させてから塗装に進みます。
既存の塗膜がある場合は、密着状態を確認し、劣化している塗膜は除去しておきましょう。
グレーチング補修に適した塗料の選び方
グレーチングの補修では、以下の塗料による塗装が理想的です。
・下塗り|ジンク塗料
・中塗り|エポキシ樹脂塗料
・上塗り|ウレタン・フッ素樹脂塗料
ジンク塗料は亜鉛による犠牲防食作用を持つため、めっきが消耗したグレーチングの下塗りに最適です。
中塗りには、密着性と耐水性に優れたエポキシ樹脂塗料が適しています。
ジンク塗料の上に施工することで、塗膜全体の耐久性を高められ、工場など薬品環境がある場所では、耐薬品性向上にも有効的です。
屋外に設置されるグレーチングでは、耐候性に優れたウレタンやフッ素樹脂塗料を上塗りに使用しましょう。
グレーチング補修におすすめのジンク塗料
グレーチング補修では、亜鉛含有量が高く、防錆性能に優れたジンク塗料を選ぶことが重要です。
日新インダストリーの『ジンクZ96』は、亜鉛含有率96%を誇り、強力な犠牲防食作用によって、グレーチングを保護します。
エアゾールスプレーもラインナップしており、複雑な格子形状にも塗布しやすい点が特徴です。
■『ジンクZ96』の商品ページはこちら
グレーチングの補修なら日新インダストリーにお任せを
グレーチングは、もともと溶融亜鉛めっきによって高い防錆性能を持つ製品ですが、塩害や摩耗などによってめっきが消耗している場合、適切な補修が必要です。
補修を行う際、通常塗装だけでは十分な防錆性能を確保できず、短期間で再腐食するケースもあります。
グレーチングは塗装面に傷が入りやすく、長期防錆のためには、溶融亜鉛めっきに近い犠牲防食作用を持つジンク塗料の活用が不可欠です。
日新インダストリーでは、『ジンクZ96』などグレーチング補修に適用できる塗料を多数取り扱っております。
グレーチング補修にお困りのことは、お気軽にお問い合わせください。