豆知識
2025/05/15
エアゾールスプレーが変える!溶融亜鉛めっきのメンテナンスの世界
常識にとらわれない発想と技術で、お客様の期待を超える新しい価値を創造し、溶融亜鉛めっきを支えるベストパートナーとなることが当社の使命です。
そのためにも、お客様とのコミュニケーションを大切にしながら、今後も、皆様からの要望をもとに、製品の開発や改善、サービスに活かしてまいります。
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「エアゾールスプレーを使えばメンテナンスが楽になるの?」と考えている方もいらっしゃるでしょう。
エアゾールスプレーは手軽に使えることが最大のメリットであり、小規模のメンテナンスであれば作業が楽になる可能性が高まります。
本記事ではエアゾールスプレーの特徴とメリットを解説して、メンテナンスに向いている理由を解説しています。
エアゾールスプレーを使用したメンテナンスに興味がある方は必見です。
エアゾールスプレーとは?
エアゾールスプレーとは、容器内に噴射剤(ガス)と塗料などの液体を入れて、ボタンを押すとガスの圧力で液体が噴出されるスプレーのことです。
虫よけスプレーをイメージするとわかりやすいでしょう。
近年ではインフラ施設の老朽化が進んでおり、効率的で効果的な補修方法を選択することが、メンテナンス現場における重要な課題です。
エアゾールスプレーは塗料でも多くの実績があり、溶融亜鉛めっきの補修現場でも注目されています。
エアゾールスプレーの特徴とメリット
エアゾールスプレーは以下の特徴とメリットがあるため、溶融亜鉛めっきの補修現場で重宝されています。
それぞれを掘り下げて確認していきます。
優れた作業性
刷毛やローラーでは、腕が届かない箇所や複雑な形状の部位への塗装は難しいですが、エアゾールスプレーはスプレーノズルを向けるだけで塗装できるため、作業性に優れています。
橋梁で溶融亜鉛めっきが施されている接合部やボルト部は、メンテナンス時に刷毛やローラーでの施工が難しい箇所です。
エアゾールスプレーであれば、手軽で効果的に補修できるため、メンテナンス現場で頼りになります。
簡単な使用方法
エアゾールスプレーは専門的な技能を必要とせず、誰でも簡単に使用できるのがメリットです。
一般的な塗料の場合、塗料と硬化剤の調合や塗装道具の準備や後片付けに一定の知識が必要ですが、エアゾールスプレーは缶を振って噴射するだけですので、特別な知識が必要ありません。
作業者の技能レベルに関わらず、均一な塗装品質を確保できるのは、エアゾールスプレーの良さだと言えるでしょう。
手間が掛からない機動性
携帯性に優れていて、必要な時にすぐに使用できる機動性が高いこともエアゾールスプレーの特徴です。
混合が必要な塗料のように準備する手間がかからないため、小規模の補修作業や緊急対応時に真価を発揮します。
スプレー缶は密閉性が高いため、充填された塗料は劣化しにくく、保管にも適しているのもメリットです。
エアゾールスプレーが溶融亜鉛めっきのメンテナンスに向いている理由
エアゾールスプレーは以下の理由で溶融亜鉛めっきのメンテナンスに向いています。
それぞれの理由を確認していきましょう。
小規模の補修であればすぐに対応できる
溶融亜鉛めっきが施された橋梁や道路、駅舎、プラントの配管などは安全のために定期的に点検されます。
溶融亜鉛めっきは犠牲防食機能により耐久性が高いため、補修箇所が少ない場合が多いですが、それでも部分的な腐食などで小規模の補修が発生します。
定期点検時に発見された小規模の補修箇所はエアゾールスプレーでの補修が最適です。
塗料の調合が必要なく、補修箇所を発見した際に即座にメンテナンスできるため、改めて補修計画を立てる必要がなくなります。
アクセスが難しい場所でも比較的対応しやすい
橋梁や道路、駅舎では、人の手が届かない箇所の補修が発生するケースがあります。
刷毛やローラーでは十分な補修が難しいですが、エアゾールスプレーを使用することで比較的容易にメンテナンスが可能です。
アクセスが難しい場所はすぐの補修が必要でなくとも、エアゾールスプレーを噴射することで予防保全的な補修もできます。
定期点検の際に予防保全を行うことで、全体的に寿命を延ばすことにつながります。
塗料を使いきれる
溶融亜鉛めっきの補修箇所が小規模の場合、当然ながら塗料の使用量も少なくなります。
調合が必要な塗料はある程度の量が必要なので、補修後に塗料を廃棄するケースも珍しくないでしょう。
エアゾールスプレーは塗料の調合が不要なだけではなく、使いたい分だけ使用できるため、非常に経済的です。
塗料を廃棄する手間も掛からないため、補修時の精神的な負担も軽減できるでしょう。
エアゾールスプレーのメンテナンス時の注意点
エアゾールスプレーでメンテナンスを行う際は、以下の点に注意が必要です。
それぞれの注意点を掘り下げて確認しましょう。
適切な下地処理を行う
エアゾールスプレーでの塗装であっても、塗装面の適切な下地処理は不可欠です。
さびが発生している箇所については、ワイヤーブラシや電動工具を使ってさびを取り除き、清浄な面を確保しましょう。
適切な下地処理を行うことにより、塗膜の密着性が向上し、補修効果の持続性が高まります。
安全対策を忘れない
エアゾールスプレーに封入された塗料の種類によっては、安全面での配慮が必要不可欠です。有機溶剤系の塗料の場合は、以下を徹底しましょう。
狭くて通気性が悪い場所で溶融亜鉛めっきのメンテナンスを行う際は、より注意が必要です。
安全面を考慮するのであれば、有機則・特化則非該当品や水性塗料が封入されたエアゾールスプレーを使用するのも選択肢だといえるでしょう。
使用方法を守る
エアゾールスプレーを使用する時は、品質管理の面で以下の使用方法を守ることが大切です。
使用方法を守ることで、溶融亜鉛めっきのメンテナンスでより確実な補修効果を得られます。
エアゾールスプレーでメンテナンスを世界を変えよう!
エアゾールスプレーは手軽に必要な時に必要な分だけ使用できるのがメリットです。
溶融亜鉛めっきの補修時に最適であり、これまで刷毛やローラーで補修をしてきた人にとっては、「メンテナンスの世界が変わる」と言っても過言ではないでしょう。
日新インダストリーでは溶融亜鉛めっきの補修用ジンク塗料のほとんどのシリーズをエアゾールスプレーで提供可能です。
有機則や特化則の非該当品や、水系塗料など環境対応型塗料も数多く取り扱っています。気になる方はお気軽にお問い合わせください。
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