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溶融亜鉛めっきの低光沢処理の抱える問題点
近年、よく使用されている溶融亜鉛めっきの低光沢処理ですが、いくつかの問題を抱えており、当社に相談されるお客様が増えています。その問題とは以下の内容となります。
写真の解説
①低光沢処理は溶融亜鉛めっきの後に行われます。そのため、めっき時のヤケがあると色がきれいに入らず白っぽくなることがあります。
②低光沢処理した鋼材に白錆が発生しています。
③最も要望の多い色がこの色だそうです。
④既存の補修スプレーでは全く色が合いません。(N4.5にあわせている)
当社からの提案する改善方法
低光沢処理は、リン酸亜鉛処理です。仕上がりの色調は基本はマンセル値N4.5ですが、メーカーの保証値は±1(N3.5~N5.5)となっており、処理液の状態により、微妙に変わってきます。当社が調査した中では、大抵N4.5よりも色が濃い方向(N3.5寄り)に仕上がることが大半でした。
そこで当社は、低光沢めっきの意匠性を目的とした「ジンクブラック」を開発しました。
現場の鋼材の濃淡に合わせて、N3~N6からお選びいただけます。
黒系のカラー鋼板の補修にも最適です。
発売後は、低光沢めっきだけに限らず採用され、好評をいただいております。
>>>ジンクブラック製品ページ