コラム

COLUMN
豆知識
2023/03/08
めっきの種類②~ニッケルめっき、クロムめっき編~

みなさんこんにちは!

 

『めっきの種類とは①』を読んでいてただけましたか??

 

引き続き「めっきの種類」をお届けします!

 

 

 

今回のテーマは・・・

 

ニッケルめっき」「クロムめっき」のご紹介です!

 

Let’s GO!!

 

 

 

「ニッケルめっき」とは・・・?

 

そもそもニッケルって何ぞや??

 

って方もたくさんいると思うのでニッケルの特徴から

 

 

 

とにかく環境にやさしいレアメタルです!!どどんっ

 

 

 

ニッケルは再生可能な金属なんです!!

 

リサイクルを経て当たらなライフサイクルを開始する割合は全体の68%を占めて

 

いるんです!

 

さらに15%が炭素鋼ループに入り、そのほかにも17%が金属品に廃棄された

 

電気電子機器に含有されたまま埋め立てに回されます!

 

なんと100%使用可能?!?!

 

SDGsも真っ青やで?!#知らんけど

 

 

 

皆さんの日常生活の中で特に馴染みがあるのが50円、100円、500円玉です!!

 

ニッケルと銅を混合したもので使われています。

 

 

 

ニッケルはほかの金属に比べて錆びにくい。

 

特に淡水や海水に対しても腐食しにくい性質を持っているので重宝されます。

 

錆びている50円玉をあまり見たことがないのはその強い耐腐食性のおかげです!!

 

 

 

余談ですが、

 

他の硬貨の素材は

 

1円→アルミニウム

 

5円→黄銅

 

10円→青銅

 

 

 

ちゅ~ことでニッケルめっきについて行きましょう!

 

 

 

今回は大きく分けて2つ!

 

 

 

電気ニッケルめっき

 

無電解ニッケルめっき

 

 

 

電気ニッケルめっき

 

硬度が高く、変色しにくく、耐食性が高い

 

 

 

デメリット

 

皮膜自体にピンホールが多く素材から錆が発生してしまう

 

電気を使用するめっきのためで皮膜均一性がない

 

 

 

無電解 メリット

 

電気を使わないため、金属以外の通電しない素材にも使える

 

めっきの厚さが均一

 

幅広い金属へのめっきができる

 

 

 

デメリット

 

・処理温度が高温、製品によっては気を付けないといけない

 

材料(薬品)が高いのでコストがかかる

 

 

 

続きまして!

 

技術部Fが「クロムめっき」についてお届けします!

 

まずはクロムめっきの特徴から・・・!

 

原料名:クロミニウム 通称:クロム(元素記号:Cr)

 

めっきの種類②~ニッケルめっき、クロムめっき編~

 

クロミニウムの特徴!

 

・クロム鉄鉱として自然界に存在しています!(産出地は南アフリカ共和国が1位)

 

・銀白色でとても硬い!

 

・常温では錆びにく!

 

・耐食性、耐熱性に優れている!!

 

ニッケルに比べてクロミニウムは耐食性、耐摩耗性に優れています

 

 

 

・・・とにかく硬いんですね!

 

硬さ、耐食性を売りにしているクロムですが、大きく分けて2種類あります!

 

・装飾クロムめっき

 

・硬質クロムめっき

 

の2種類です!(どどん!!

 

 

 

装飾クロムめっき

 

⇒自動車、バイク部品の外装パーツに主に使用されています!

 

外観の美しさを重視しためっき施工方法なんです!

 

特徴は・・・??

 

1,薄いメッキ加工

 

 ニッケルめっきや銅めっきの上に0.1~0.5μmの厚みで

 

 クロムめっきを施工します!

 

 0.1~0.5μmはエイズウイルスと同じぐらいのサイズです!?

 

 とっても薄い施工ですね!

 

 

 

2、金属加工と鏡面性

 

 バフ研磨を併用することで鏡面のめっきにすることが可能です!

 

 銀ギラ銀で走っている車とか・・・?

 

 ああいう車も実はメッキ加工なんです!!

 

 、、、いくらするんでしょうか。。。

 

 いつかは社長の車を勝手にめっき施工ぅ...(おっと、誰か来たようだ

 

 

 

3、カッチカチやぞ!!

 

 急にザブングルの加藤様登場しました!?

 

 ニッケルめっきの硬度400~500Hv

 

 装飾クロムめっきは600Hv!!

 

 車の全面強化ガラス同等の硬さです!!

 

 まさにカッチカチやぞ!!

 

 

 

硬質クロムめっき

 

⇒エンジン部品や軸受け、水道蛇口、ポンプ内部等に使用されています!

 

外気や摩耗に強い箇所に使用するための耐摩耗専門!めっき施工方法です!

 

特徴は・・・??

 

1,耐久性

 

 硬質クロムめっきは、ニッケルめっきの上に、5~100μm(0.1mm)の厚みで

 

 クロムめっきを施工します!

 

 皮膜の約99%がクロム金属で傷や削れなどが発生しにくく摩耗係数が小さくなります!

 

 くろむめっき~ガーーーード!!

 

 

 

 です。(滑りました…トボトボ

 

 

 

2、金属光沢と耐食性

 

 さびなどの腐食を避けるために、ニッケルめっきを保護膜として施工!

 

 

 

3、超カッチカチやぞ!!

 

 あ、またザブングルの加藤様登場ですね、、

 

 そろそろ怒られそうですので、、、????

 

 硬度は750~1000Hv!

 

 水晶(石英)と同じかたさ!?!?

 

 超カッチカチやぞ!、、、ごめんなさい。

 

 

 

~~まとめ~~

 

ニッケルめっきとクロムめっきについて、ご紹介してきました!!

 

それぞれ優れた性能を持ち合わせており、用途によってニッケルめっきの

 

上に施工していきます!

 

ニッケルめっきは耐食性が高く美しい仕上がりですが、柔らかいので耐摩耗性が低いです。

 

一方クロムめっきは耐摩耗性が高く高い光沢をもっています!

 

様々なめっきの施工方法があって、調べていくうちにどんどんめっきが好きになりました❤

 

変態社長に追い付け追い越せ!で Try and Tryしてくぜ~!

 

次回もお楽しみに!

おすすめ記事

CONTACT US

常識にとらわれない発想と技術で、お客様の期待を超える新しい価値を創造し、溶融亜鉛めっきを支えるベストパートナーとなることが当社の使命です。
そのためにも、お客様とのコミュニケーションを大切にしながら、今後も、皆様からの要望をもとに、商品の開発や改善、サービスに活かしてまいります。

0120-971-834 平日 9:00~17:00

FAX:03-3232-6953

24時間受付