開発秘話・ケーススタディ

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開発秘話

「変性エポスプレーNEXT」2液形をエアゾールスプレー化! 現場作業を簡素化し、作業時間を短縮。

露出した鉄筋の補修に耐えるエアゾールが欲しい! 誰でも簡単に使用できる最強の防錆塗料が欲しい!

露出した鉄筋の補修に耐えるエアゾールが欲しい!
誰でも簡単に使用できる最強の防錆塗料が欲しい!

高度成長期から50年以上が経過した日本では、高速道路、橋、鉄道、トンネルなど、多種多様な社会インフラの大規模補修時代を迎えています。こうした社会インフラは利用者数が圧倒的に多く、いったん使用できなくなると社会・経済活動全般に多大な悪影響を与えてしまいます。
そこで国・自治体やインフラ経営主体企業は、短工期での補修工事を目指し、補修剤にも厳しい作業効率を求めるようになりました。当社もまた、お客さまから点検時に簡易補修が出来、短工期で高い防錆性能を実現する製品開発のご要望を受け、新製品開発をスタートさせました。

インフラの補修工事でよく見られる光景といえば、鉄筋コンクリート造の柱・壁・天井からの鉄筋の露出でしょう。こうした鉄筋は今後数十年に渡って防錆機能を保つ必要があり、従来製品の1液形では対応しきれない部分がありました。しかし、作業効率を考えると、現場で混合する手間が省ける1液形のほうが2液形より優れていることは明らかです。
そこで当社は、
・化学反応による塗膜で、非常に強固である
・反応硬化型のため、密着性に優れる
・幅広い下地に対応できる
・長期間の防錆・防食が可能
という2液形の重防食塗料の長所を活かしつつ、1液形の作業性を実現するエアゾールを新開発しました。

それは2液形の変性エポキシ樹脂塗料をそのままエアゾール充填することで、性能を変えることなく2液形塗料をスプレーできるシステム。もっと端的にいえば、1つのスプレー缶の中で2つの液を混ぜることができるシステムです。
この画期的なシステムを可能にしたのは、当社の取引先である充填機メーカーが発案した次世代型エアゾールスプレーでした。

2液なのに計量いらず。画期的なスプレー構造に注目!

ここで次世代型エアゾールスプレーの構造についてご説明しましょう。
まず、塗料液が入ったスプレー缶の中に硬化剤容器を差し込みます。缶の下部には金属ピンが設置されており、金属ピンが硬化剤容器を押し差すことで容器に穴をあけ、同じ缶の中で塗料液と硬化剤が混ざり合います。
金属ピンが差し込まれた後、容器を逆さまにして10分程度放置。その後、缶をよく振ると、スプレー噴霧ができるようになります。

2液形でありながら、「変性エポスプレーNEXT」は面倒な計量作業や混合作業がなく、現場での作業時間を短縮させることができます。また、エアゾールによる噴霧ですので、ハケ塗りに比べて塗りムラが生じにくく、作業者の力量に左右されずに均一な塗膜をつくれるメリットがあります。さらに広範囲に上塗りも可能ですので、コンクリート内の鉄筋への防錆作業などに最適。発売後は高速道路の壁面修復などの場面で活躍しています。